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2012年10月19日 (金)

ビフォア・ザ・レイン   (1994年制作)

「ビフォア・ザ・レイン」という映画を見ました。旧ユーゴ紛争を背景とした、マケドニアを舞台とした映画です。

海と山に囲まれた修道院、そこに一人の少女が駆け込みます・・・そこから始まるマケドニアを舞台とした人々のつながりのドラマ。

この映画は、まだVHS全盛の頃にレンタルで見て、その不思議な巡り合わせにインパクトを感じた覚えがあります。最近ツタヤさんに新入荷しているのを見つけて、当時の感動を再現すべく早々にレンタルです。(調べたら、1994年制作となってました!)

20世紀の最後に発生したユーゴスラビア解体の紛争の数々、私はあまりにも無知なのですが、民族と宗教がが核となって泥沼化していったと想像します。歴史的にも多くの権力が行き来した土地で、国家としても不安定な要素が多かったとも想像します。

この映画では、民族間の憎しみの種が火種と変わり、更なる憎しみが広がっていく・・・そんな様子を感じれます。家族とか、そういった身近な愛情が憎しみを生んだり、生存の為に憎しみをエネルギーにしてしまったり・・・そんな無力無情感を感じれます。
だから、この映画における犠牲者のつながりに不思議なドラマを感じます。

最初は修道院に逃げ込む少女と少女を助ける少年。次はこの少年の叔父が住むロンドンで、叔父とつながる夫婦。最後はマケドニアに帰ってきた叔父と冒頭で修道院に現れた少女。
つながりが一巡する構成です。つまり、ドラマは巡り巡ってつながります。それも終わりのないつながりとなるんです。その輪の中で無力無情感みたいものだけを強く感じてしまう・・・無知ながらも、出口のないマズサを味わいます。

そんなドラマなのですが、背景の自然景観が雄大で美しいから不思議です。隣人同士で争い合っても、綺麗な海と雄大な丘陵地形。古いフィルムのせいなのか、意図したものなのか、美しい質感を感じます。特に月夜の山間の様子なんかは絵本を眺めてる風情なんですよね。

この映画は、そのドラマの背景についての説明的なシーンが(あまり)ありません。多くを推測する必要があると思います。私も多くのことを分かっていないと思います。でも、見終わると(やっぱり)どうしよもなく惹きつけられるもの感じてしまいます。この感覚は、昔も今も変わらない映画でしたね。(願わくば、自分が少しは賢くなっていたい・・・と思うのですが。)

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